映画『お料理帖』

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映画『お料理帖』公式サイト

監督  キム・ソンホ 出演  イ・ジュシル、イ・ジョンヒョク
2019年9月13日(金) アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開!

認知症の母が遺した料理帖から溢れ出る、家族への切実な想いとは |。

愛情ひと匙、小言は大匙。

認知症の母が遺した料理帖から溢れ出る、家族への切実な想い。

言葉にできない気持ちを料理に代え、母は生きる。

映画『お料理帖~息子に遺す記憶のレシピ~』は、一冊の料理帖に遺された心と体に美味しい韓国の家庭料理の数々と、そこから浮かび上がる家族への複雑な想いと愛情を描き切ったヒューマンドラマです。監督の実体験を元にしたというリアルな演出の通り、思わず親の顔を思い浮かべてしまう厳しい小言、机に並べられる実家の料理の暖かさ、そしてどうしても向き合わなくてはならない家族の問題。料理帖が繋ぐ、記憶の断片、家族への愛。料理に正解が無いように、家族の在り方にも正解は無い。あなたはこの母の姿を、どう受け止めますか―。

多くの共感を呼ぶ母を演じるのは、五十年以上のキャリアを誇る大女優イ・ジュシル。

『ザ·タワー 超高層ビル大火災』(12)、『バトルオーシャン 海上決戦』(14)などの大作に多数出演し、大ヒット映画『新感染 ファイナル·エクスプレス』(16)をはじめ多くの作品で子供のために生きる母親役を演じ、本作でも自らを犠牲に生きる平凡な母親の人生から滲み出る喜怒哀楽を細やかに演じ絶賛された。

監督は韓国で大ヒットした『犬どろぼう完全計画』のキム・ソンホ。

自身の母との出来事を思い起こしながら、本当の親子の自然な会話やぎこちない感情表現、そして映画に出てくる料理のレシピなど監督個人の記憶と思い出を作品につなげ、第22回釜山国際映画祭、第37回ハワイ国際映画祭などの上映でも評論家や観客の心を鷲掴みにした。さらに第3回ソウル国際料理映画祭のオープニング作品に選定され「映画と料理が与えてくれる心の癒しを分かち合える作品」と賞賛された。

女手ひとつ、三十年も続く惣菜店と二人の子供を懸命に守ってきた母・エラン。しかし息子のギュヒョンは万年非常勤講師で生活能力もなく妻に頼りきり。孫の世話まで見なければならないことも多く、亡くなった自分勝手な旦那の影を息子に見てはつい小言ばかり言ってしまう毎日。それでも、家族のためなら昼夜を問わず料理を作る。そんな平凡な日々をいつものように送っていたエランだが、予想もしなかった認知症の症状が現れはじめ、子供たちの荷物にだけはなりたくないと薄れていく記憶の端を掴もうとする…。ギュヒョンはついに母を介護施設に預けることに決め、家の片付けをしていると、ある一冊のノートが。そこには息子や孫に宛てた自家製レシピと、家族への想いが切々と綴られているのだった…。

「忘れたいことは忘れないのに、忘れちゃいけないことは思い出せない…」
料理に真心を込める母 エラン役 イ・ジュシル
『新感染 ファイナル·エクスプレス』(16)、『グローリーデイ』(16)、『退魔~巫女窟』(15)、『薬売り』(15)、『ウェルカム』(14)、『バトルオーシャン 海上決戦』(14)、『同級生』(13)、『ザ·タワー 超高層ビル大火災』(12)、『ハナ 奇跡の46日間』(12)、『純情漫画』(08)、『アンティーク~西洋骨董洋菓子店』(08)、『あなたは遠いところに』(08)、『食客』(07)、『パンチ·レディー』(07)、『シティ·オブ·バイオレンス』(06)、『美しき野獣』(06)ほか多数。
FILMOGRAPHY
『新感染 ファイナル·エクスプレス』(16)、『グローリーデイ』(16)、『退魔~巫女窟』(15)、『薬売り』(15)、『ウェルカム』(14)、『バトルオーシャン 海上決戦』(14)、『同級生』(13)、『ザ·タワー 超高層ビル大火災』(12)、『ハナ 奇跡の46日間』(12)、『純情漫画』(08)、『アンティーク~西洋骨董洋菓子店』(08)、『あなたは遠いところに』(08)、『食客』(07)、『パンチ·レディー』(07)、『シティ·オブ·バイオレンス』(06)、『美しき野獣』(06)ほか多数。
「母さんは一度も俺に優しくしてくれなかった」
いつまでも甘えん坊な息子 ギュヒョン役 イ・ジョンヒョク
1974年7月31日生まれ。舞台俳優として活躍後、98年に『シュリ』で映画デビュー。ミュージカルからドラマ、映画に至るまで様々な活動を通じて演技力を養い、韓国のバラエティ番組「パパ!どこ行くの?」では温かく愉快な父親のイメージを披露し「国民的パパ」として人気を集めた演技派俳優。本作では、いくつになっても分別のない息子役で3年ぶりにスクリーン復帰。母親役のイ·ジュシルとの演技は観客の共感を呼ぶ本物の親子のような掛け合いで、これまでのイメージとは違った姿を披露した。
FILMOGRAPHY
『ファイル:4022日の飼育』(15)、『豚のような女』(15)、『青い塩』(11)、『ミスにんじん』(08)、『ラディオ·デイズ』(08)、『用意周到ミス·シン』(07)、『浮気日和』(07)、『ある日突然4番目の話―死の森』(06)、『ミスター·ソクラテス』(05)、『マルチュク青春通り』(04)、『シュリ』(99)ほか多数。
「子供に怒鳴らないで!あなたもお母さんにそっくりね」
旦那の代わりに働くワーキングマザー スジン役 キム・ソンウン
1983年9月16日生まれ。中学三年生の頃にモデルとしてデビュー。その後、大ヒットドラマ「変わった女、変わった男」(06)で注目を浴び、映画にドラマにバラエティにと多ジャンルで活躍する万能エンターテイナー。本作では世間知らずの夫ギュヒョンの代わりに生活費を稼ごうと家庭教師をしながら、姑や夫の目を気にせず言いたい放題を言うワーキングマザーを演じた。
FILMOGRAPHY
『非正規職特殊要員』(17)、「それでもあなた」(12)、「エンジョイライフ~愛がすべて」(09~10)、「伝説の故郷」(09)、「新・ソウルトゥッペギ」(08)、「どなたですか?~天国からのメッセージ」(08)、『マガンホテル』(07)、「江南ママの教育戦争」(07)、「ありがとうございます」(07)ほか多数。
「自然と思い出がよみがえり母の愛を反芻する ー 親と、家族と、共に見れる映画を作りたかった」
監督・脚色 キム・ソンホ
第6回釜山国際映画祭や第21回ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭などで多くの賞を受賞した長編映画のデビュー作『Mirror~鏡の中』(03)を始めとして、『黒い家』(07)の脚色、オムニバスホラー映画『怖い話2』(13)のうち 「絶壁」の演出を任されるなど、ホラー系ジャンル監督として活躍。以後、ドラマや恋愛系など様々なジャンルに挑戦し、演出から編集、脚色、プロデューサーに至る多方面で活躍しながら映画監督としての足固めをした。『犬どろぼう完全計画』(15)が多くの映画祭で受賞及びノミネートされ、第52回大鐘賞の監督賞部門にノミネートされるなど、優れた演出力を認められた。
FILMOGRAPHYFILMOGRAPHY
『魔鏡奇談2』(15)、『犬どろぼう完全計画』(14)、『怖い話2』(13)、『整形外科医』(13)、『家族シネマ』(12)、『彼女に She Came From』(10)、『Short !Short !Short !中 Show Me The Money』(09)、『ファンタスティック自殺騒動』(07)、『まぶしい一日』(06)、『Mirror~鏡の中』(03)ほか多数。※演出のみも含む